人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ストーリー用のブログです。


by maxstory
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

第30話 自爆

ソラールは命を懸けて魔王に立ち向かう!


ソラール「くらえーーーーーーー!!」


槍で斬りかかったが、尻尾で弾き返された。


ブラウン「我等も行くぞーー!」


残りのトーアも応戦する。


ファリーズ「バーン・トルネード!」


炎の渦を創り、スローターに放ったが、スローターは翼を羽ばたかせて跳ね返した。


スローター「虫けらどもめ!  」


スローターはリックを標的にした。


スローター「俺様の狙いは貴様だけだ!」


キャノン砲をリックに撃った。


リックは難なくかわした。


リック「なら捕まえてみろ!」


リックは挑発的な態度をとり、要塞内を飛び回り始めた。


スローター「おのれぇ!」


追いかけようとした瞬間、エレキが鎖付きウエポンをスローターの両足に引っ掛けた。
それをブラウンとサンドとアーブとルイが一緒になって引っ張った。


スローター「何!!?」


スローターはぐらつきながら倒れた。


そこにナッチャンが得意の連射を浴びせる。


ナタラ「誰のせいでこの左腕があああああああああ!!」


容赦なく撃ちつづける。
一発ならともかく何発も撃たれれば、スローターも悲鳴ぐらいあげる。


スローター「ぐをあああああ!!


スローターは地面を這いながらナタラを殺そうとした。


スローター「はらわた抉り出してやる!」


爪で床を粉々にしながらナタラに近づいてゆく。


ナタラ「このっ!」


撃ちまくる。


ブラウン「引っ張れーー!」


その合図と共に、エレキ、サンド、ルイ、アーブ、ブラウンは懇親の力を込めて、スローターの両足に巻かれている鎖を引っ張る。


スローター「ぐをぁ!」


またナタラから遠のいた。


スローター「おのれぇーー!」


スローターは闇の力を使って鎖を溶かした。


エレキ「あぁ! おれの武器が!」


スローター「はぁはぁ・・」


闇の力で物を溶かすのは容易なことじゃないらしい。


スローター「くらえ! 小娘!


右腕のキャノン砲でナタラを狙った。
その瞬間ソラールがスローターの右腕を切り落とした。


スローター「ぎゃああああああああああああああ!!


その隙をついてファリーズがスローターの背中に飛び乗り、切りかかった。
だがスローターは尻尾でファリーズの剣をなぎ払った。


ブラウン「今だ!」


合図を出して切りかかろうとしたが、スローターは翼で羽ばたき、リックを探しに行った。


ブラウン「くそっ!」


サンド「俺が行きます!」


サンドはスローターを追った。


ソラール「待てッ!」


ソラールもそれに続いて・・・。


ブラウン「飛行できる者は皆行ったか・・。 」


アーブ「あれ?ファリーズは?」


エレキ「あのヤロー! スローターの背中にへばりついたままだ!」


ルイ「え!?」


ブラウン「あの馬鹿・・」












リックはすぐに見つかった。


スローター「待て小僧!」


スローターのように巨体だと、辺りの物や床や壁を壊しながらでないと、追いかけることさえできない。


スローター「くそっ。もっと広くしときゃよかった。」


スローターはキャノン砲をリックに発射。
だがまたかわされた。


リック「そろそろ限界だ!」


リックは適当な扉を見つけて叩き壊し、入った。
そこは大きな研究所だった。


リック「ここは・・・」


スローター「ここは今は亡き哀れで優秀なマッドサイエンティスト、Dr.グリーグのプライベートラボだ。」


リック「ここが・・・」


内装はかなり広く、色んな研究資料であふれ返っていた。
中には、合成騎士のサンプルや失敗作もある。


スローター「それにここはこの要塞の無数の部屋の中で3番目に広い部屋だ。殺し合いをするには充分な広さだよ。」


リック「何・・」


そこにファリーズが入ってきた。
ここに来る途中、叩き落されたのだ。


ファリーズ「スローター!  俺の相手をしろ!」


スローター「はんっ。今の俺には右腕が無いんだ。 そんなアンフェアな戦いをするのか、トーアは。」


ファリーズ「アンフェアなんかじゃない!今俺は武器をもっていない・・」


スローター「黙れ!


スローターはファリーズを片腕で持ち上げ、近くにあった中身は不明のカプセルに叩き付けた。


ファリーズ「ぐわあああああああああああ!」


スローター「がはは。これで邪魔はいない。」


リック「くっ。」


そこにサンドとソラールが入ってきた。


スローター「おいおい。俺とリックのプライベートな空間に入ってくるなよ。」


ソラール「はっ!


ソラールはそれを聞き流し、槍を突き刺そうした。


スローターはかわし、眼から真っ黒な光線を出して、ソラールの武器を溶断した。


スローター「はははは!」


サンドは部屋のコンピュータをいじり始めた。


スローター「よせ!何をする!?!」


サンド「どうやらこの要塞の心臓部はここらしいな。」


スローター「ふっ。そんなことバレても痛くもかゆくも無いわ!」


隙を突いてリックはスローターに闇の球体をぶつけた。


スローター「ぐわああ!」


ソラールは大気の力で、エアーボールを創り、スローターにぶつける。


スローター「ぐをああ!!」


サンド「よし!」


ソラール「何をした!」


サンド「あと5分でこの要塞は自爆するようにセットした。」


ソラール「何!!?」


スローター「貴様!」


ソラール「ブラウン達に伝えろ!」


サンド「もう大丈夫!俺たち以外にこの雲の内部にいる者はいない!」


スローター「殺してやる!!」


スローターはサンドに飛び掛ったが、避けられた。


サンド「俺はファリーズを連れて行きますぜ。」


ソラール「あぁ。先に行け!」


ソラール「はぁぁぁぁ・・・・・はっ!


ソラールは大気の結界でスローターを囲んだ。


スローター「出せええええ!出さぬか!」


ソラール「リック!行け!」


リック「はい!                      司令はどうするんです!!?」


ソラール「命令だ!行け!」


リックは悟った。 
このヒトは賭ける気だ。要塞が爆発する直前までスローターの動きを封じ、自分の命は運任せにするつもりなんだ・・・。


リック「ソラールさん。」


ソラール「早く行け!時間がない!」


爆発まで、後残り3分。


リック「必ず帰ってきてくださいよ。わかりましたか?」


ソラール「・・・あぁ!」


スローター「リック!貴様も父親と同じだ! 必ず俺様の下部になり、そして地獄に行く!必ずなぁ!


リック「あいにくだけど僕、死ぬ予定は無いんで。」


リックは出口を目指して飛び立った。
残り2分


2人だけで取り残された・


ソラール「物凄く気まずい2分間だな、閣下。」


スローター「先に言っておく。これで終わりじゃないぞ。必ず私は復活する。そして真っ先にお前を殺しに行く。」


結界越しに話す。


ソラール「はんっ。まだ死んだわけじゃないのに、復活後の宣戦布告か。」


残り30秒


スローター「必ずお前は俺様の爪に引き裂かれて死ぬ!」


ソラール「死因までご丁寧に・・。  もうすぐだな爆発。」


スローター「E・O・Hは永遠に不滅だーーーーーーーーー!!



ソラール「言っておくが俺は死なねぇぞ!」


爆発が起きはじめた。



















城に戻った兵やトーア達は心配そうに要塞を見つめていた・・・。






第30話 自爆  
# by maxstory | 2008-07-30 15:12 | シーズン1

第29話 時空

メタムの一時的な復活に皆が喜んだ。


ブラウン「話は理解した。」


メタム「ありがとう。では私はダーキルを倒しに行く。」


メタムはダーキルの所に向かった。






今のところサンドとナタラ、リックとメタムを含む空軍は王国が有利。

要塞内で戦うブラウンとエレキ、ファリーズ、アーブ、ルイ等を含む軍も王国が有利。

敵リーダークラスの残りはダーキルとスローターのみである。事実上マグモは既に戦力にはならない。

勝利は目の前に見えた・・・・






サンド「ブラウン司令!聞こえますか!?」


通信を入れた。


ブラウン「あぁ!」


サンド「敵の空軍は我等に征圧されつつあります!!」


ブラウン「本当か!?よくやった!」


サンド「ナタラは飛行ユニットが大破したのを理由に、要塞内部に戻りました!もうすぐそちらに着くかと。」


ブラウン「よろしい。  敵空軍制圧後、お前も我等と合流しろ!」


サンド「了解!   それとこちらでリックと合流しました。」


ブラウン「わかった。」


ガーッ


通信を終了した。


サンド「さぁてとっ。  とっとと終わらせますか。」


リック「うん。 そしてすぐにメタムさんのとこに行こう。」


サンド「まさか憑依する形で復活するとはな・・・。」









その頃メタムは、、、、


メタム(リックには空軍を応戦するよう支持を出した・・。スローターに発見された場合は即座に逃げるようにも言った。あとは私が奴を倒すだけ!)


メタムは猛スピードでダーキルを探しながら自分の考えをおさらいした。


メタム「くそっ。なかなか見つからないとゆうことは相手も私を探すために猛スピードで飛行してるかもな。」


ダーキル「ようやく見つけた。


メタム「!」


メタムの前にダーキルが現われた。


ダーキル「ん?  この場所は・・・・  オレがオマエを殺した場所じゃないか。」


メタム「確かにな。」


ダーキル「とゆうことはまたこの場所で死ぬらしいな・・・そうだろ?  メタム!


攻撃を仕掛けたのはダーキルからだった。


メタム「私はもう2度と、貴様の槍の餌食にはならない!」


頑丈な爪で腹部を切り裂いた。


ダーキル「くっ!確かにな・・・ここでオレが殺す体はメタムの物ではない。ソラールの物だ。  つまり死ぬのは司令気取りの哀れな天使ってわけだ!!」


メタム「違う!ソラールの体には傷1つつけさせん!


蹴り飛ばす。


ダーキル「ふんっ!  弟子の体を借りてまで復活するとは図々しい奴だ!」


炎の弾を放った。
だがメタムは堂々と体で受け止め、弾いた。


メタム「私は再び地獄に戻るだろう。 貴様を道ずれにしてな!


メタムは自らの魂をソラールの体から放った。
するとメタムとソラールは分離して切り離された。


ソラール「メタムさん!」


鋼のエネルギーとメタムの魂が共鳴して、メタムの体が実体化されている。


メタム「ソラール。  お前の働きを天国から見ていたぞ。 お前なら私の後を引き継ぐのに相応しい。」


ソラール「マスター!お願いです! オレの前から消えないで!」


メタム「ソラール! 私は1度死んだのだ。  だがひとつの未練を残してしまった。それはダーキルを地獄に葬ること。  その未練を今、ダーキルと共に地獄に葬る!」


メタムはそう言ってダーキルに体当たりした。


ダーキル「ぐわぁっ。


メタム「ダーキル、私と共に帰ろう。」


ダーキル「な・・・何をぉ!」


押し返そうとしたが無理だった。  強すぎる。


メタム「ダーキル!   皆のもとへ・・・かつての兄弟達のところへ・・。」


ダーキル「そんな・・そんなことしても皆はオレの事っ・・」


メタム「ダーキル!!  大丈夫だ。皆許してくれる。  俺もお前の事を憎んでなんかいない。逝こう。  君の妹も待っているぞ・・・。」


ダーキル「ダーナ・・・ダーナのところに・・」


メタム「逝こう。  兄弟・・・。」


ダーキル「あっぁ・・・・・・」


メタムの魂はダーキルを連れて天国にめされた・・・。


ソラール「メタム・・・さんっ。」


ソラールは握っていた拳を解いた。


ソラール「行かなくちゃ!皆のもとへ!」


ソラールは空軍が入り混じる空域に向かった。









ブラウンはナタラと合流していた。


ナタラ「飛行ユニットの損壊は激しかったけど、そんなもん無くても戦えるもん!」


ナタラはブラスターと左の義手に装備されたレーザーを連射した。


ブラウン「おりゃあああああああああ!」


ブラウンは鎌を振り回しまくる。


エレキ「このお方の邪魔をするなぁ!」


エレキはブラウンの援護を。


ファリーズ「あたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた・・・・とぅ!」


ファリーズは多少ふざけながら敵を切り倒してゆく。


ルイ「おいファリーズ。 なんかのマネか?」


ルイもゼルバルナントの兵としての意地をかけて戦っている。


アーブ「ほぁちょうっ!」


逃げてるだけだ。


ブラウン「これならいける!」


味方兵「ブラウン司令!」


ブラウン「どうした!?」


味方兵A「新手です! 」


ブラウン「何!?」


味方兵B「スローターだーーーーーーーー!!


スローターが現われた。奴は両手に装備しているキャノン砲を連射しまくる。


味方たち「ぎゃああああああああああああああああ!」


ブラウンが率いている大隊は、トーアを除いて全滅。
だがスローターは王国兵だけでなくE・O・Hの兵までも全滅させた。


スローター「邪魔な駒は全て消し去った。  要塞内部の兵は敵味方関係なく皆殺しにした。」


ブラウン「な・・な・・・」


言葉を返そうとしたが、第一に体制を立て直す事を優先した。


ブラウン「トーア達よ! スローターが出た! 一度退却!」


スローター「逃がさん!」


スローターはトーア達目掛けてキャノン砲を連射。


ブラウン「かわせーーー!  弾き返せーーー!


必死になって指示を出す。


エレキ「アーブ!」


エレキはアーブを抱きかかえた。


ブラウン「くそぉ!逃げろ!」


ブラウンは岩の壁を作って弾こうとしたが、耐え切れなかった。


ファリーズ「ルイ!こっちだ!」


ルイ「おう!」


ファリーズは炎の結界を創った。


ファリーズ「なんとか弾ける!」


ルイ「ちゃんと集中するんだ!」


ファリーズ「わかってる!  あっナッチャン!」


ナタラ「ファリーズ!  私もあっ!


ナタラが撃たれた。


ファリーズ「ナッチャン!!  ナッチャン!!」


ルイ「ナタラ!  いかん!ファリーズ!集中しろ!結界が消えそうだ!」


ファリーズ「くそぉ!ぐををををををを!!


ファリーズは結界を前面に集中させ、弾を弾きながらスローターの方に前進した。


ルイ「何してんだ!」


ファリーズ「あのデカブツ! 俺の手で!!」


ブラウン「止せ!ファリーズ!」


そこにサンドが入ってきた。


サンド「司令! 空軍は我等が制圧・・・    !?」


スローター「ガハハハハハハハハハハハ!」


容赦なく打ち続ける。


サンド「ナッチャン・・・  ナッチャーーーーン!!


サンドは急に向きを変え、要塞を飛び出し、制圧された敵空軍の間を抜け、ソラールの所に行った。


サンド「スローターだ!」


サンドはそう言って要塞を囲む雲から飛び出した。


ソラール「リックはそこで待ってろ!」


リック「いいえ行きます!」


ソラール「駄目だ!」


リック「僕のために皆が犠牲になるのはもう御免です!行きます!!」


ソラール「・・・・・わかった。 きっとメタムさんなら止めるだろうが・・・俺は違う。」


リック「感謝します司令官。」


2人はスローターの所に向かった。






サンドは雲の周りを猛スピードで飛行する。
速すぎて姿が確認できないほどだ。
音速に達した瞬間、サンドは消えた。
タイムスリップしたのだ。



ナタラが撃たれる前に。































数刻前の浮遊要塞・・


敵空軍制圧直前の空軍の間を通ろうとしたが、


サンド「他の奴らに接触しちゃいけない。これぞタイムトラベルの常識!  ま、念のためね。」


サンドは航空戦の反対側から要塞にとりつく。


サンド「ここから入れば平気かな?」


そこにはブラウン達がいた。



ブラウン「これならいける!」


味方兵「ブラウン司令!」


ブラウン「どうした!?」


味方兵A「新手です! 」


ブラウン「何!?」


味方兵B「スローターだーーーーーーーー!!


スローターが現われた。奴は両手に装備しているキャノン砲を連射しまくる。


味方たち「ぎゃああああああああああああああああ!」


サンド「こりゃぁひでぇ・・。」


ブラウンが率いている大隊は、トーアを除いて全滅。
だがスローターは王国兵だけでなくE・O・Hの兵までも全滅させた。


スローター「邪魔な駒は全て消し去った。  要塞内部の兵は敵味方関係なく皆殺しにした。」


ブラウン「な・・な・・・」


言葉を返そうとしたが、第一に体制を立て直す事を優先した。


ブラウン「トーア達よ! スローターが出た! 一度退却!」


スローター「逃がさん!」


スローターはトーア達目掛けてキャノン砲を連射。


ブラウン「かわせーーー!  弾き返せーーー!


必死になって指示を出す。


エレキ「アーブ!」


エレキはアーブを抱きかかえた。


ブラウン「くそぉ!逃げろ!」


ブラウンは岩の壁を作って弾こうとしたが、耐え切れなかった。


サンドはナタラを見守っている。


サンド「ナッチャンが危なくなったら助けるんだ・・。」


ファリーズ「ルイ!こっちだ!」


ルイ「おう!」


ファリーズは炎の結界を創った。


ファリーズ「なんとか弾ける!」


ルイ「ちゃんと集中するんだ!」


ファリーズ「わかってる!  あっナッチャン!」


ナタラ「ファリーズ!」


その時!スローターのキャノン砲がナタラに向けられた。


サンド「ここかーー!!


サンドはナッチャンを突き飛ばした。


サンドは体を砂にした。
すると弾は体をすり抜けた。


サンド「ふぅー。間一髪。」


ブラウン「サンド! 下がれ!」


エレキ「いつの間に・・。」


サンド「やべっ・・。  じゃっ!」


再び要塞を後にした。


アーブ「あいつ最悪だ! 1人で逃げやがった!」


サンドは再び雲から飛び出し、同じようにしてタイムスリップした。
もとの時間に。

















サンド「”帝国の砂時計”。任務完了ッス。」


独り言だ。
雲を抜け、制圧された敵空軍を抜け、要塞に侵入しようとした。
その時、サンドはからだが動かないのに気付いた。


サンド「あれ?  なんでだ?」




















その頃”時空調整委員会”(時空を調整している委員会で、”魔界”のように、別の次元に存在する。)では・・・・


委員A「この砂のトーア、過去に戻って、他人に姿をさらしやがった。」


委員B「この場合サンドは存在しなかったことにしなくてはな。」


委員A「いや、それだと色々めんどくさい。」


委員B「そおだな。 」


委員C「結果的にナタラが死ななかっただけで終わったんだ。何も問題ないだろう。」


委員長「じゃあ、無罪放免ってことで。」


委員A「うーん・・・なんか引っかかるな。」


委員B「じゃあ、サンドを我等”時空調整委員会”のメンバーに加えたらどうだ?」


委員D「僕も賛成!」


委員長「よしではお開きって事で。」












サンドの体が元に戻った。


サンド「なんだったんだ?」


そこに時空調整委員会の委員長が姿を現した。
委員長は時空間憲法が記された書物を開いた。

委員長「えぇーっと・・・・。 サンド氏、あなたは時空間憲法<第691条 タイムスリップ、タイムトラベル等の時空間移動において、別の時空の者に姿をさらしてはならない>を破りました。それに加えて<第999条 25歳未満のトーアが時空間移動を行う場合、保護者及び師匠の同伴が必要>をも破りました。事実上あなたはこの世から抹殺されなくてはなりませんが、面倒だからそれは回避されました。そして<第327条 もし時空調整委員会の判断によって抹殺が回避された者が出てしまった場合その者を時空調整委員会のメンバーに加えなくてはならない>
とゆうわけでこの会員証にサインして。」


サンド「は・・はいっ?」


委員長「”はい?”じゃねぇよ。こちとら週末だってのに、惨めなトーアを出迎えに来てやってんだ。 さっさとサインしやがれ。」


サンド「いや時空調整委員会ってなんすか?」


委員長は再び書物を開いた。


委員長「えーっと・・・”時空調整委員会について”・・・・。どこだーどこだー・・・。”じ”・・・”じ”。」


ページを探している。


委員長「あぁ、もういいや。めんどい。  さっさとサインしやがれ。」


サンド「いやだって・・」


委員長「うるせぇんだよ一々!てめぇは法に触れたんだ!そして俺の逆鱗にも触れたんだ! てめぇは犯罪者だ!にも関わらずこの程度の刑で済ませてやってんだ!ありがたく思えバーカ!


サンド「もうよくわかんないけど仕方ないな。」


サンドは会員証にサインした。


委員長「はい次コレ。」


契約書だ。


サンド「ここに名前で、、、ここに将来の夢・・・。  将来の夢なんて書いても意味無いんじゃ・・」


委員長「うるせぇ!  ちなみに契約書にサインしてから24時間以内ならまだこの世界にいられる。  その後は委員会のメンバーだ。 うれしいだろー??」


サンド「はい。書けた。」


委員長「・・・・・よし。いいだろう。」


サンド「んじゃっ、俺ちょっと戦争言って来るんで。」


サンドは要塞に侵入した。


委員長「24時間以内だぞー!」







サンドはナタラの所に行った。


ナタラ「あっ、サンド。さっきはありがとう!」


サンド「あ・・・あぁ・・。   もう撃たれんなよ?」


ナタラ「”撃たれんなよ”って・・・撃たれそうになっただけで、撃たれてはいないよ!」


サンド「ああ、、、そっか。」


ナタラ「変なの。」


そこへソラールとリックはブラウンを助けに来た。


ソラール「スローター!!」


スローター「来ると思ったよ。全員覚悟しろ。俺様が、八つ裂きにしてやるよ。」


ナタラ「怖っ。」



第29話 時空  




※一部訂正致しました。ご了承ください。
# by maxstory | 2008-07-28 13:19 | シーズン1

第28話 憑依

スローターの凄まじい攻撃に、リックは手も足も出なかった。


スローター「所詮は若造!  闇の力を手にした所で俺様にはかなわん!」


スローターはパワーを使わず、あえて格闘戦に持ち込み、リックを痛めつける。


リック「パワーーーーーーーーー!!


闇のエネルギーの球体をスローターに放った。


スローター「ははは!!見事な球体だ!!


放たれた球体を両手でキャッチした。


リック「何だと!!?


スローター「甘いなリック。  」


スローターが球体に念を篭めると、球体からいくつものトゲが生えてきた。


スローター「やるならこれくらいやらないとなっ!」


それをリックに放った。


リック「まずいっ!」


この間合いじゃ交わせない。諦めかけたその時・・。


リック「・・・・・・」


スローター「・・・・・・   なんだ?   」


球体の動きが停止した。


リック「・・・?」


リックは恐る恐る球体に目を向けた。するとそこには翼を生やした人影がある。
だがその影は光とも言えぬ、闇とも言いがたいエネルギーでできているようだ。
そのエネルギーでできた人影は、球体からリックを守ってくれているらしい。
すると人影はリックの方を振り向くとこう言った。


人影「逃げろ・・。早く。」


リック「え・・・。」


人影「早く・・・。」


リックはその場から退けた。


スローター「あ・・・・あ・・・・」


スローターは唖然としている。
だがそれは人影の出現に対してではなく、人影の正体を見破ったからだ。


人影「あぁ・・・」


人影が力を抜いた瞬間、球体の時間(とき)は再び動き出し、人影とぶつかり合い相殺した。


リック父さん!!


リックは消滅してゆく人影に叫んでいた。


リック「”父さん”・・?」


スローター「ふっ・・・・。  それで守ったつもりかマット・・・?  」


スローターは呟いた。


スローター「さて・・そろそろ向こうは終わるかな?」


リック「何!?」


リックはソラールとダーキルの方を見た。










ソラール「くっ・・・・・・くおぉっ!!


ソラールとダーキルは地上で戦っていた。
しかし既にソラールはボロボロになっていた。


ダーキル「立て!!  メタムもどき!!」


ソラール「だれがっ・・・メタムさんのっ・・・」


ダーキル「早く楽になりたいだろ?  楽になって天国のメタムに会いたいだろぉ?」


ソラール「オレは!   メタムさんの意思を引き継ぎ・・・・生きてゆく・・義務がある・・・。」


ダーキル「なら立て。  そしてオレを倒して見せろ。」


ソラール「おらああぁ!


斬りかかったが・・・・・


ダーキル「まったく・・。」


ブォンッ     グシュッ   


ソラール「!?」


斬られたのはソラールだった・・。


ダーキル「口ほどにも無い・・・。    大丈夫、急所ははずしてある。」


ソラール「がはっ・・・。」


ダーキル(とゆうより、急所を上手くガードしてやがった・・・。)


ダーキル「私とした事が・・・少し大人げなかったな・・。」


ソラール「く・・くはッ」


吐血が激しい。


ダーキル「もう遊ぶのは終わりにして・・・・・・片付けますか・・。」








リックとスローターの対決ももうすぐ済みそうだ。


リック「う・・・うぅ・・・。」


スローターの攻撃に耐え切れなくなったリックは地上に落下した。


スローター「ここから落ちても死にはしないだろう。」


バーンッ


ソラールのそばに落ちてきた。


ダーキル「ほぉコイツも・・・。」


スローター「ダーキル。  よくやった。」


ダーキル「はっ。ありがたきお言葉。」


E・O・Hにとって一番いい形(ソラールが死に、リックは生け捕り)で、この決闘は勝利しようとしていた。


スローター「これで我等は・・・・・」


ソラール「グわあああああああああああああああああああああああ!!


ス&ダ&リ「!?」


ソラールが悲鳴を上げて、地べたを這いずり回る。


ソラール「ぐわああああぁぁぁぁぁ!!  ぁぁぁあああ!!


スローター「何事だ?」


ダーキル「わかりません。」


リック「ソラール司令!!気を確かに!」


ソラール「・・・・・。」


止まった。


ソラール「”ソラール”司令だと?  違うぞリック。」


ソラールの身体は変化していた。声もだ。


スローター「そっ・・・そんなっ!」


ダーキル「!?


リック「”ソラール”司令・・・・?」


???「違うぞリック・・・・私は・・・”メタム”司令だ!」


リック「メタム司令官!?」


どうやらソラールの身体にメタムの魂が憑依したらしい。


メタム「しばらくだなリック。 そしてスローター閣下。     ダーキルっ!」


ダーキル「メタム・・・しつこくまとわりつきやがって!!


メタム「しばらく身体を貸してくれ、ソラール。」


メタムはリックの腕を握った。


リック「?」


メタム「天井を突き破るぞっ!」


ドシュウウウウウウウウ


メタムとリックはコロシアムの天井を突き破り、要塞のてっぺんから飛び出した。


スローター「ダーキル!追うのだ!」


ダーキル「はい閣下!!」


ダーキルはメタムが身体を張って(見て目通り)作ったトンネルを通って同じく外に出た。


スローター「おのれメタム・・・・このツケは高いぞ!






第28話 憑依  
# by maxstory | 2008-07-28 12:33 | シーズン1

第27話 誘惑

リック「お前は!!  スローター!!


スローター「久しぶりだなリック。」


リック「ここに来てしまったからには会わなくちゃいけないと覚悟はしてたけど・・・。」


スローター「ほおぅ、俺様の事を思っていてくれたか・・がはは。」


リック「そんなんじゃない!!」


スローター「くだらねぇ話はおしまいにしよう。」


話を変え始めた。


スローター「分かってると思うが、俺様は君の事が欲しい。」


リック「・・・・・。」


スローター「ふふん。ピンとこないか。この要塞での合戦は我等の敗北で終わるかもしれん。その場合我等が再び活動を開始するのに必要なのが君だよ。」


リック「よくわかんないけど、あいにく僕はお前等の味方をする気なんてないんだよ。」


スローター「あ~そぉ~・・。  しかしコレを見てもNOと言い続けられるかな?」


リック「何・・・・?」


スローター「オープン!!」


カーテンが開いた。
窓ガラスが張ってあった。その大きな窓ガラスからは、広いコロシアムが見える。
だがコロシアムの天井から何か吊るしてある。


リック「!?」


ソラールが武器を奪われ、両手を縛られ、高いところから吊るされている。
もし落下して床に叩きつけられたらおしまいだ。


リック「ソラール司令!!


スローター「ふ、、、。奴を捕らえるには苦労した様だ。マグモはボロボロだよ。」


マグモは医務室で手当てを受けていた。


リック「なぜこんな事!!」


スローター「決まっているだろう?人質だよ。 君が私の仲間にならなかった時の為のな・・。」


リック「卑怯だぞ!!」


スローター「はっ!!  そんなの今に始まったことじゃないだろ!!


リック「仮に僕があんたの仲間になったとして、司令が無事でいる保障なんてどこにも無いじゃないか!!」


スローター「そんなの当然だろ?  悪党のお決まりだ。」


リック「お前!」


殴りかかろうとした瞬間、リックとスローターが居る魔王の間のドアが開いた。



パシュッ



ダーキルだ。


ダーキル「失礼します、閣下。」


リック「貴様・・」


リックはメタムを殺した張本人を目の前に、怒りを隠せずにいた。


スローター「ちょうどいいとこに来たな友よ。  あの哀れな天使を殺してくれ。なるべく時間を掛けてじっくりと痛めつけろ。」


ダーキル「承知しました。」


スローターはニッコリ笑って、リックの顔を見つめた。


リック「待て!  待ってくれ!!」


ダーキル「黙れ小僧。」


そう言って魔王の間を出て行こうとしたその時!


リック「待てぇ!!


闇が開放された。
コントロールでができない程の力が・・。


スローター(やはりなリック・・・。  お前も俺様の下部となるだろう・・・。)


ダーキル「ついて来い小僧!!


ダーキルはコロシアムの入り口に案内するべく誘いをかけたが、リックは大きな窓ガラスを突き破ってソラールを救出しに行った。


ダーキル「何!?くそっ!」


ダーキルも窓ガラスから出た。


スローター(ほぉ・・。思ったよりコントロールできている。  コレはまずいな。)


スローターも飛び出した。


ダーキル「待たぬか!小僧!」


リック「誰が待つかよ!!」


目が赤くなったり青くなったりと、点滅しているが、一応コントロールはできている。
リックはソラールの両手を縛っているロープを足の爪で切り離した。


ソラール「あ・・ありがとぅ・・リック・・・。」


傷だらけだが・・・


ソラール「まだ戦える。案ずるな。」


リック「わかってます司令!」


スローター「ふっ。2対2か。平等だ。久々に殺り合うとしようか。」


ダーキル「はい、閣下。」


ダーキルは、闇のエネルギーでいつもの槍を創造した。
ソラールも大気のエネルギーで・・。


ダーキル「来い!!死に損ない!」


ダーキルにのせられたソラールはリックに忠告した。


ソラール「リック! わかってると思うが、気を付けろよ!!」


リック「はい司令。」


スローター「さてと・・。  殺り合うのは2度目だな。」


リック「あぁ。


スローター「だが今回はメタムがいない。  さぁ勝てるかな?」


リック「油断は禁物だ・・・・蛆虫がっ!!



第27話 誘惑  
# by maxstory | 2008-07-25 12:01 | シーズン1

第26話 決戦

ソラールを先頭に、若き勇者達は要塞に侵入した。


ウヲーン  ウヲーン


辺りに警報が鳴り響く。
それと共に敵軍が姿を現した。


敵A「トーア共を八つ裂きにしろーー!」


王国の飛行兵も攻撃を仕掛け始めた。


ソラール「行けーーー!!


トーア達も戦い始めた。
だがソラールは天井スレスレのところを飛んで、ダーキル達を探しに行く。


リック「司令官!」


リックはそれについて行った。


ブラウン「サンドとナタラは上空に行け!飛行軍を援護しろ!」


ナ&サ「了解!」


2人は入り口から飛び出した。


ナタラ「何この数!!?」


そこには物凄い数の飛行兵が飛び交い、もはや敵と味方の区別ができない状態になっていた。


サンド「これ・・・割って入ったら死んじゃうんでねーの?俺等・・。」


ナタラ「何言ってんの。私達はトーアよ。このぐらいのことで腰抜かしてたら、この先生きて行けないわ。」


サンド「へぃへぃ。」


ナタラ「行くよ?」


サンド「おぅ。」


敵と味方が飛び交う中に、2人は突っ込んだ。






リックとソラールは未だ高速で飛んでいる。


ソラール「どこだ・・どこにいる・・ダーキル!


リック(もしや司令官・・・メタムさんの敵を討つ気じゃ・・。)


ソラール「見つけた!」


リック「!?」


そこには1人の男が立っていた。


マグモだ・・・


ソラール「ダーキルの居場所を教えれば、命は助けてやる。奴はどこだ?」


マグモ「ふんっ。貴様の命令など聞く気にもなれん。  私が受けた命令は、貴様を足止めしておく事。  俺の命を取る前に、貴様の命が無くなっているさ。」


ソラール「なんだと・・?」


マグモ「はぁ!


マグモは切りかかった。
ソラールは応戦。


ソラール「貴様の相手をしている暇など・・無いのだ!」


マグモ「待て!」


振り切ろうとしたが無理だった。
マグモがソラールの腕を掴み、押し倒し、顔面に殴りかかった。


ソラール「ぐぁ!!  このっ!!」


マグモ「こいつめっ!!」


容赦なく拳をぶつける。


ソラール「リック!  援護をたのm・・・  !?」


リックの姿が無い。


マグモ「たった今連れて行かれたところさ。」


ソラール「何をする気だ!?」


マグモ「さぁな・・・。」






ブラウンは敵をなぎ倒していた。


ブラウン「この悪魔共!地獄に帰れー!!」


鎌を振り回す。 同時に8人も殺した。


敵「ほ・・ホンマモンの死神かぁ!?」


丸腰の兵があ言う。


ブラウン「そう呼んでくれて構わん。」


ズシャッ


丸腰の敵を切り殺した。


ブラウン「エレキ!


エレキ「はい閣下!」


ブラウン「ふっ・・・閣下か・・。」


エレキ「そうお呼びした方が国王としての実感が沸くかと・・。」


ブラウン「そうだな。  エレキ、お前はルイと合流しろ。」


エレキ「了解です。」


エレキは敵と武器を交えながら、ルイを探し始めた。


ブラウン「ファリーズ、聞こえるか?」


無線を使ってファリーズに話しかけた。


ファリーズ「あぁ。」


ブラウン「お前はアーブと合流するんだ。」


ファリーズ「了解だ。」


ブラウン「以上だ。 切るぞ。」















リックはある部屋の床に寝ていた。


?????「・・・・リックよ・・・オレ様の声が聞こえるか?」


リック「ぅん・・・・?」


?????「俺様の声が聞こえるか?」


リック「だ・・誰だ・・・?」


?????「君の味方さ。」


リック「味方・・・・。  メタムさん!?」


起き上がった。メタムの声が聞こえたのだ。


?????「メタムだと?  勘違いもいいとこだ。」


目の前に誰かが居るのは分かる。だがぼやけてよく見えない。


リック「誰なんです? ホントにメタムさんじゃないのですか?」


?????「ふんっ・・。目をこすってよく見てみろ。」


リックは目をこすった。
するとハッキリと見えてきた。


リック「誰?」


誰もいない。
その時、後ろの方で物音がした。


バサッ


翼が開くような音だ。


リック「!?」


リックは後ろを振り返った。


そこには自分よりも大きな身体を持つ男が立っていた。
前にも会ったことがあるが、見た目が変わっていた。さらにおぞましく醜い身体になっていた。





第26話 決戦_c0147081_1151747.jpg




リック「おっ・・・お前は!!




第26話 決戦  
# by maxstory | 2008-07-13 10:49 | シーズン1